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働くを考える

2016-01-01から1年間の記事一覧

チームメンバーと1on1ミーティングを行った振り返りと所感

はじめに 伊藤直也さんのスライド"開発組織マネジメントのコツ"にあった1on1ミーティングを、異なる2つのチームの統合を機に、実施することにしました。その時感じた効果や実施する上での所感を以下に記したいと思います。speakerdeck.com 得られた効果 皆が…

IT部門における全体最適と部分最適のジレンマを解決する顧問エンジニアの可能性

一般企業のIT部門やテック企業のインフラ部門で良くある課題、それは全体最適を目指すIT部門と部分最適を志向する事業部門とのギャップ、軋轢ではないでしょうか。独自の要求をする事業部門に対して、特例があることによる管理コストの増加を避けたいIT部門…

バックヤード部門の業務目標設定は「誰」の「どんな喜びか」を考える

多くの企業で、半期または四半期に1度人事評価のため、社員個々人の業務目標の設定とその振り返り(フィードバック)を実施していると思います。そこで難しいのが、IT部門や総務、経理といったコーポレート部門のような、実際の顧客と直接的な接点のないバッ…

どうしても業務改善活動が始められない時は1人プロジェクト戦法が有効

業務改善活動が始められないもっとも多い理由は、上司や上層部から承認が得られない(もしくは得られないと思っている)ことではないでしょうか。費用対効果や通常業務への影響等が懸念として挙がってくるケースがこれにあたります。そんな時はなんであれチ…

例えどんな組織に属していても、自分の仕事や働き方は変えられる

多くの人は、ルールや組織上の決まり、伝統やもっともらしい大義名分によって、自分の仕事や働き方は変えることができないと思っています。場合によっては、変えずに"正しく"遂行することこそが働くことと捉える向きもあります(もちろん、それも正しい姿勢…

僕たちはやりがいが効率性に勝るということを証明しなければならない

ビジネス向けチャットサービスは他にもあるのに(しかも以前から)、にもかかわらずSlack: Be less busyがなぜウケたのかを考えると、メールやミーティングといったビジネス上のコミュニケーションの多くは、文字通り"ビジネスライク"にお堅くなりがちなもの…

情報と機能の囲い込みが組織内に繁文縟礼的無駄な仕事を生む

昨今コラボレーションツール等の発展で改善は見えるものの、それでも組織内の情報や機能は特定の部署や個人に限定される傾向にあります。特定の部署しか閲覧できない情報、管理職しか申請できない依頼などが挙げられるでしょうか。そのため、業務を遂行する…

業務の断捨離で大企業病を克服しよう

働く上で、やりがいを大きく阻害するもの、それは知的創造活動ではない"タスク化"(作業化)してしまった仕事ではないでしょうか。ルールや伝統として引き継がれた"おまじないタスク"、誰のためのどんな価値があるのかわからないがやることになっているゾン…

おそらく数年後、企業の枠組みを超えてチームレベルでの統廃合が起きる、と思う

現在、多くの企業が機能別組織を採用しています。大きな枠組みでいうと、営業部門、開発部門、製造部門、会計部門、などでしょうか。事業部制、事業本部制を採用していたとしても、細かく見ていけば、グループやチームといった単位で、機能毎に担当が分かれ…

「経営者意識を持て」というのはなにも会社の役員や幹部のように働けということではない気がしてきた

「経営者意識を持て」という言葉をよく聞きます。それと同じくらい反論や反発が多いようにも感じます。この言葉の意味を考えると、なにも会社の役員や幹部のように働けということではないのではないかという気がしてきました。では一体何を経営し、どんな意…

IT部門が不要論を乗り越える上でプライベートクラウドサービスという考え方はオススメできる、と思う

IT部門や開発部門の不要論、無能論とも言える論調が登場して久しくなりました。 itpro.nikkeibp.co.jp 木村岳史氏の人気連載「木村岳史の極言暴論!」でも幾度となく取り上げられています。原因はいろいろあり、それらが複雑に絡み合っての今だとは思います…