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働くを考える

チームメンバーと1on1ミーティングを行った振り返りと所感

はじめに

伊藤直也さんのスライド"開発組織マネジメントのコツ"にあった1on1ミーティングを、異なる2つのチームの統合を機に、実施することにしました。その時感じた効果や実施する上での所感を以下に記したいと思います。

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得られた効果

皆が一様に感じていることを知ることができる

基本的に7割くらいのメンバーが、共通の事物について語ります。そこからチームの総体としての課題であったり、優先度であったりが手に取るように実感することができました。

こちら側の考えや思想、目指すところを(部分的にも)伝えることができる

マネージャーがメンバーへ伝える時、どうしてもミーティング内の数分やメーリングリストへのメール送信等、どうしても伝える側の主観で不十分だったり、的確でなかったりする場合が多くなりがちです。その点、1on1なら確実に相手のレスポンスを感じながら伝えられることができました。

個性がわかる

1on1をすることで、メンバーそれぞれの個性を実感でき、適材適所の良い判断材料になりました。

所感

1 to allより会話が楽(個人差あり)

大勢の前で話すことが苦手な人でも、1対1なら話しやすいかなと感じました。とはいえ、相手の考えや思いを汲み取るための質問力を鍛える必要はありそうです。

勝手にしゃべる人と質問にシンプルに答える人ではっきり分かれる

勝手に喋ってくれる人は基本的には話を聞き、適宜こちら側の伝えたい情報をインプットする形になるでしょう。シンプル派には伊藤直也さんのスライドにもあったような事前のアンケート等でネタを集めておくのが重要かもしれません。

やはりオープンな場所が適切

閉ざされたミーティングルームだと堅くなりがちなので、やはり広い空間で多少ざわついていた方がやりやすかったです。

やるべきタイミング

定期的に発生する評価関連等のミーティングもあると思いますので、その間を埋めるようにマンスリー程度で配置できるのが理想です。

終わりに

メンバーの考えをくみ取りにくい、自身の考えを伝えるのに苦労をしているマネージャーの皆様が、1on1ミーティングを実施する上で少しでもお役に立てれば幸いです。