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働くを考える

どうしても業務改善活動が始められない時は1人プロジェクト戦法が有効

業務改善活動が始められないもっとも多い理由は、上司や上層部から承認が得られない(もしくは得られないと思っている)ことではないでしょうか。費用対効果や通常業務への影響等が懸念として挙がってくるケースがこれにあたります。そんな時はなんであれチームのうちの1人が何かを初めてしまうことです。多くの場合、1人分の通常業務でしたら、他のメンバーで分担することは可能でしょう。チームリーダー程度の技術と組織力がある人選が良く、無用なステークホルダーを増やさないように自チームで完結する業務で取り組むのが良いでしょう。そしてもっとも重要な点は、必ず結果が出て、必ず成果が出る案にすべきです。プロジェクトの進め方、属人化の抑止、システム開発のベストプラクティス等はこの際全て置いておいて、自分たちで自分たちの業務を「変えてもいいんだ」、そして「変えることでもっと良くなるんだ」ということを知ることです。

ケーススタディ

僕たちの場合は、2012年あたりで当時のリーダーの通常業務を10−20%程度に抑え、当時分散してしまっていた業務の受付を統合するため、1人で黙々とウェブアプリケーション制作を始めました。一般的にソフトウェア開発では良くないとされる1人での開発、開発手法であるアジャイルとはほど遠い行き当たりばったりのプロジェクト進行、そしてソフトウェアとしては決して褒められるようなクオリティではありませんでした。しかし、(正確にはわかっていたことですが)圧倒的な成果がありました。無駄な確認コストが一掃され、今までとは比べものにならないほど快適に業務ができるようになったのです。そこから少しずつ、開発手法やプロジェクトの進め方自体の改善をし、複数人で取り組めるようにもなりました。成果が出れば、大かがりな改善や実費
のかかるソリューションも、上司や上層部への承認がやりやすくなります。今ではほとんどのメンバーが業務をより良くすることそれ自体が、通常業務の全てと言っていいほどになりました。

知ること

とにもかくにも、どうにかして「変えてもいいんだ」ということと「変えることでもっと良くなるんだ」ということを知ってしまうことです。そのあとは化学反応が起こるように、モチベーションが高く、成長志向のあるチームに生まれ変わっていくことでしょう。