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働くを考える

どんな些細な業務でも、マーケティングは必須である

仕事術

今、あなたの業務を受け取っている人がどれくらい居て、依頼する可能性のある見込みの人数がどれくらいで、彼らは何を思い、そしてどれくらい満足しているのか、これらの問いの答えを、スラスラと自信を持って言える人は極めて少ないのではないでしょうか。すでに大きなビジネスワークフローが出来上がっていたり、単純作業としてタスク化されていたりすると、これらの問いを意識すらしないかもしれません。しかし、ただこなすだけの仕事のクォリティなんて、たかが知れてますよね。そうして誰もが満足のいかない仕事を受け取り、満足のいかない仕事を手渡す、そんな不満の連鎖は、あたかも当たり前のようにあらゆる組織に内在しているように思います。そして夜の酒の肴に語られるのを待つ、ある種の必然として、その存在を許されているかのようでもあります。でも、それを断ち切り、強烈なやりがいを得ることも可能なのではないかと思うんですよね。

顧客する

その方法のひとつは、"マーケティングする"ことだと思います。仮にあなたの仕事がどんなに些細な業務だとしても、です。マーケティングの適切な日本語はなく、販促や営業活動と思われがちですが、それだけではありません。石井研二氏の著書「ガッチリ成果を出す Web担当者の教科書」内の「ホームページとマーケティングの関係をおさえる」の章に、マーケティングについてこう説明があります。

市場を知り、市場を育て、そこに働きかける

"市場"は"顧客"と言い換えても良いかも知れません。つまり、あなたの仕事の顧客を知り、顧客を作り、顧客に働きかける活動が、どんな些細な業務にも重要なのです。具体的にはどうしたらいいでしょうか。例えば"顧客を知る"には、シンプルにインタビューも良いでしょう。どんなニーズがあるのか、不満はないか、自分たちとのギャップに気づく良い機会です。他には、人事情報等を使って大まかな顧客の全体像を把握することもできるでしょう。また「業務をウェブ化する」でも述べたように、業務の受付をウェブアプリケーションにし、利用者の人数や利用数、ニーズといったものを定量的に計測可能です。"顧客を作る"ところでは、ブログ等で最新情報や変更情報を頻繁に発信したり、マニュアルやQ&A、事例等を記載したコンテンツを用意したりして、既存顧客のサポートも重要です。また、これらコンテンツは、そこからニーズの在り処を探ることもできるでしょう。メルマガや月次等のレポートで"忘れられない努力"も怠りません。"顧客に働きかける"方法としては、組織内の情報発信の場でのプロモーションやミーティング、ちょっとしたディスカッションでの宣伝活動が挙げられるでしょうか。

自分たちで、する

自分のした仕事が、それを受け取った人を満足させる、実にシンプルなようですが、やりがいがありますし、働くことの意義そのもののようにも思えるんですよね。そしてこれらのマーケティング活動は、なにも課長や部長、経営陣のトップダウンの決定がなくとも、実施可能だということです。椅子に座り、"一定時間感情を廃し、高速に単純作業をこなせる"特殊能力を使うのはやめて、今すぐ顧客に会いに行きましょう。そして聞くのです。

「今満足していますか?不満はありませんか?」