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働くを考える

あなたの業務に口出しする人を、あえて顧客と捉えることで仕事が少し前向きになる、かもしれない話

どこにでも口出しする人というのは居るもので、それは所属する部署のメンバーだったり、管理職などのステークホルダーだったり、はたまた全く関係のない部署の人かもしれません。

「それは◯◯でも実現できるのでは?」

「それをすることで発生するコストはどうする?」

「誰がそれを使うの?」

そういう口出しをする人に限って、全く手を動かさなかったり、もしくはそもそもその業務の担当ではなかったりするものです。そうしてあなたの仕事は止まり、評価面談での報告に窮する羽目になるでしょう。

顧客と捉える

あなたの業務はあなたの提供するサービスです。それを受け取る人はあなたの顧客であり、顧客に関する指標だけがあなたの仕事のパフォーマンスを示し、支えるものです。そこで、口出しをする彼らを、あえてあなたの顧客と捉えてみてはいかがでしょうか。そして、彼らを初期のユーザー、アーリーアダプターとして、あなたのサービスのファンにするのです。アーリーアダプターですから、あなたのサービスに強い思い入れがあるはずで、そこからあなたの業務が組織全体へと広く展開する可能性だってあるでしょう。

あなたを導く名脇役

彼らの瑣末にも見える意見を、外野の小言と扱うのは早計です。裏を返せば、あなたのサービス(業務)の不明瞭さをありありと物語っているものです。それは、他のソリューションとの差別化であったり、コスト情報の欠如であったり、顧客像の定義不足であったりするでしょう。ひとつずつそれらを修正しながら、徐々にでも口出しをする彼らを納得させ、味方にするのです。そうすれば、あなたの業務はより円滑に、かつ高い評価を受ける基礎が出来上がっていくことでしょう。それってなんだか、とっても愉快なことなんじゃないかと思うんですよね。