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働くを考える

全ての仕事には顧客がいる

企業や団体といった組織の中には、たくさんの業務、仕事があると思います。それこそチームの数だけあって、それらが複雑に重なり合い、あるワークフローに従って、日々執り行われています。この20世紀から続くシステム化された働き方によって、より多くの複雑な課題解決と効率性を手に入れてきた訳ですが、一方で「誰のためなのか?どれだけの価値があるのか?」といった、働くやりがいや喜びと直結する問いとその答えが、希薄になったようにも思います。巨大で凝り固まったワークフローや、反対に組織間の曖昧さなどによって、一体誰が顧客なのか分からなかったり、どれだけ存在するのか知らなかったり、そもそもそんな意識の必要性がなかったりはしないでしょうか。特に事業の実際の顧客と接点のないような、例えばIT部門やバックオフィス部門等では、自分の仕事の顧客をイメージする、意識するという考えは稀かと思います。その結果、どうしても仕事がタスクに見えてきます。でも"仕事"って"タスク"ではないですよね。

仕事の顧客

リーンスタートアップが顧客行動のフィードバックを重視するように、あなたの仕事にもそれを待っている顧客がいると捉えてみるのです。それはどんな些細な仕事でも、です。顧客は隣の席の人かもしれませんし、別のチームやグループかもしれません。または、組織全域かもしれません。そのように顧客像とその課題を仮定し、定量的なフィードバックで検証しながら、仕事をより良く変えていくのです。目の前のタスクをこなすと捉えるか、顧客に価値を提供すると捉えるかは、その仕事の質やモチベーションに驚くほど強く影響します。

顧客とわたし

例えばあなたのお店で、あなたの作ったものを、あなたのお客が買っていく、簡単なことではないと思いますが、それでもやっぱり、やりがいと大きな喜びのあることだと思います。それは自身で事業を営む人だけに許された特別なものなのでしょうか?もちろんそういう向きもあるとは思いますが、私は全ての"仕事"、全ての"働く"がそうであっても良いと思うんですね。業務改善としてのリーンスタートアップという枠組みが、組織内の全ての人々をそう変えていけたらいいなと思っています。